大阪市都島区の大阪精密入れ歯治療室。即時義歯について。

治療用義歯

機能印象

総入れ歯の特殊な型取りについて、説明いたします。

機能印象とは、お口の動きまで再現した型取り方法です。

入れ歯の型取り(印象)をするときの対象は歯ぐきの部分です。歯ぐきは柔らかい組織なので、形は変化します。例えば、お口を開けているかどうかや、動いているかどうかで変わります。それは、歯ぐきの形はお口の中の粘膜・筋肉とに連動しているからです。

単純にお口の中を型取りするといっても、どんな状態の時の型取りをしたいのか、入れ歯の設計を踏まえて行わなければいけません。

機能印象とは、お口の周囲の筋肉や粘膜を実際に動作をして動かしていただき、その動きを含めて型を取る方法です。例えば、ものを食べているとき、お口を開けているとき、発音をしているときのお口の動きを再現した動作を型取りのときに患者さんに実際に行っていただきます。(「うー発音」、「いー発音」、「つばごっくん」など)

当院での機能印象のコンセプトは、入れ歯を吸着させるために必要な型取りを行っています。吸着入れ歯の仕組みで説明した項目で必要な部分を機能印象によってリアルに型取りします。

閉口機能印象

入れ歯を型取りするときに、お口を開けた状態でトレーを入れて型を取るのが一般的です。しかし、実際に入れ歯を使用するときはお口を閉じているときがほとんどです。歯ぐきの形を当院では、特殊な型取り用の特殊な装置を使用し、お口を閉じた状態で機能印象を行います。

動的機能印象

歯科医院内で機能印象を行っても、それは普段のお口の動きの再現でしかありません。ほとんどの方は、歯科医院内での機能印象で問題ありませんが、ごくまれに歯科医院内でのお口の動きと、日常生活内でのお口の動きが違っている場合があります。その場合、固まるまでに長時間かかる特殊な材料を使用して、日常生活での実際のお口の動きを記録する方法を行います。これを動的印象といいます。