大阪市都島区の大阪精密入れ歯治療室。コバルトクロム合金について。

部分入れ歯

コバルトクロム合金

入れ歯治療に使用するコバルトクロム合金の特徴について説明します。

入れ歯用金属として優れたコバルトクロム合金

部分入れ歯の金具や、総入れ歯の補強プレートとして金属が使用されます。当院では、コバルトクロム合金を入れ歯用の金属として第一選択としております。

コバルトクロム合金の利点

  • 比重が金合金の半分と小さく、軽い。
  • お口の中でさびにくい。
  • 機械的強度がとても強い。

以上のような特徴のため、薄くて軽くて丈夫な入れ歯を作りやすいです。さびにくいため、金属アレルギーにもなりにくいです。

コバルトクロム合金の欠点

  • 鋳造収縮率が2.1~2.4%と大きい。
  • 溶融温度が高く、高温鋳造が必要である。
  • 硬いため、研磨の難易度が高い。

以上のような欠点は、主に製作サイドで問題になることであり、患者さんが使用する上での大きな欠点は見当たりません。但し、加工が難しいことは確かなので、適合精度の高い入れ歯を作ろうと思えば、型取りから石膏模型製作、鋳造の工程までとにかくこだわって行う必要があります。

当然の話ですが、コバルトクロム合金に含まれる金属元素(コバルト・クロム・ニッケル・モリブデン・チタン・タングステン等)に金属アレルギーがある方への使用は避けた方が良いです。

当院で使用しているコバルトクロム合金

当院で製作する最終の入れ歯には、デンツプライシロナ社のビオジルという金属を使用しております。 非常に機械的強度高いため、耐久性に優れる上、薄く快適な入れ歯を製作することが出来ます。成分はコバルト・クロム・モリブデン・その他(ケイ素・マンガン・炭素)であり、特に有害とされるニッケルを使用しておりません。

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