大阪市都島区の大阪精密入れ歯治療室。入れ歯が痛い原因 入れ歯編1。

部分入れ歯特有の入れ歯が痛みについて。

入れ歯が痛くて、お食事するのが苦痛になってしまうことは、患者さんにとって非常にお辛いことだと思います。単純に、入れ歯の当たって痛いところを削れば治るというものではなく、痛みが出る原因をきっちり探り当てて解決しない限り、痛みはひきません。また、様々な原因が複合的に関係している場合もありますので、総合的に診断し、解決する必要があります。今回は、部分入れ歯が痛い原因を説明したいと思います。総入れ歯編と重複する部分もありますので、そちらに関しましては、総入れ歯編をご参照ください。

入れ歯の問題（総入れ歯編1）

• かみ合わせのバランス不良
• 入れ歯の吸着・安定不良
• 入れ歯と歯ぐきの適合不良

患者さん条件の問題（難症例）（総入れ歯編2）

• 吸着のための条件が悪い
• 歯ぐきが薄い
• 顎の関節が不安定
• 唾液の量が少ない
• 顎の骨にこぶがある

部分入れ歯特有の痛みの原因

• 歯がある部分とない部分の差
• 金具の位置と設計

歯がある部分とない部分の差

部分入れ歯ということは、歯がある部分と歯がない部分があります。歯がない部分に入れ歯を入れるわけですが、歯のある部分は、しっかり歯があるため噛む力を支えやすく、歯がない部分は、噛む力を負担しづらくなります。例えば、上の歯が残っていて、それに対する下の歯が入れ歯の場合、噛んだ時の衝撃が下の歯ぐきに伝わりやすくなってしまいます。そのため、残っている歯と入れ歯の噛む力の差を考えて、バランスを取りながら調整しないとお痛みが出やすくなってしまいます。

金具の位置と設計

部分入れ歯の場合、残っている歯に金具をひっかけて、歯がない部分は歯ぐきで入れ歯を支えます。この際、歯ぐきにかかる力を極力減らすような入れ歯の設計を行うことが重要になってきます。 金具の位置や種類を適切にし、単位面積当たりの力を減らすために、入れ歯のサイズを違和感が出にくい範囲で広げていく必要があります。