エビデンス(EBM)は研究結果に基づいた治療です。
最近、エビデンスという言葉が一般化してきていると感じています。エビデンスとは、EBM(Evidence Based Medicine)根拠に基づく医療を意味しています。
医療におけるエビデンスとは、科学的研究結果に基づいた治療であり、具体的には一定の基準を満たした信頼できる研究論文を元に治療方法を決定し、行っていくことです。逆に言えば、研究論文に基づかない治療を推奨しないということです。(例:神社にお参りに行って、ガンを治そうとする等。)
エビデンスに基づく治療について説明いたします。
最近、エビデンスという言葉が一般化してきていると感じています。エビデンスとは、EBM(Evidence Based Medicine)根拠に基づく医療を意味しています。
医療におけるエビデンスとは、科学的研究結果に基づいた治療であり、具体的には一定の基準を満たした信頼できる研究論文を元に治療方法を決定し、行っていくことです。逆に言えば、研究論文に基づかない治療を推奨しないということです。(例:神社にお参りに行って、ガンを治そうとする等。)
エビデンスとなる研究論文なら何でもよいかというと、そうではなく、研究の行い方により、論文のレベルが決まります。以下のリストで1aが最も信頼できる研究方法で、6が信頼性が低い論文となります。
研究論文に基づいた治療を行うことにより、効果が出やすい治療法がわかりやすくなり、また、エビデンスに従った治療を行うことで、どんな医師でもある一定の効果を出しやすくなります。
EBMの考え方は、今の医療の基礎となり、とても有用です。しかし、研究論文がないことに関しては、全く役に立ちませ。例えば、入れ歯治療のように、患者さんの快適性など数値化しづらく、主観的な要素が強いことは研究論文を作りづらいということもあります。また、長期的予後など未来のことに関しては、わからないことがあります。