大阪市都島区の大阪精密入れ歯治療室。総入れ歯の違和感について。

総入れ歯の違和感

総入れ歯の違和感

総入れ歯の違和感とその軽減法について説明いたします。

総入れ歯の違和感を可能な限り少なくするように設計いたします。

入れ歯の違和感について誰かに相談すると、「入れ歯は違和感のあるものだから、それは仕方ない。慣れるしかない。」と言われてしまうことが多いようです。確かに、ご自身の歯を生やすわけではないので、違和感ゼロは難しいかもしれません。しかし、違和感を極力少なくすることは可能ですし、当院ではそのための努力を行っております。メガネやコンタクトレンズなどと同じように、普段は意識していないレベルを目指していきます。

当院では、可能な限り、入れ歯の違和感を減らすように設計・調整を行っていきます。

入れ歯の違和感の原因について。

患者さんのお口の中の感覚は様々で、個人差がとても大きいです。入れ歯の違和感に関しては、傷が出来るわけではないため、客観的に調べることが難しいことが多く、解決方法も様々で治療の難易度が非常に高いです。歯科医師や歯科技工士の知識や経験を元に、考えられる原因を順番に解決していく必要があります。

そのために、当院ではいきなり最終の入れ歯を作ることはせず、治療用の入れ歯で違和感の原因を探して解決してから、最終の入れ歯を作っていきます。

入れ歯がゆるい・動く。

入れ歯が歯ぐきに吸着していないと、入れ歯が動いてそこから違和感につながります。吸着させる入れ歯の設計をすることで、解決できる可能性があります。

上の総入れ歯の奥が長くて、えずく。

お口の中で触ると気持ち悪くなる部分がある場合があります。特に、上顎の奥の軟口蓋と呼ばれる部分周辺に触ると吐き気がする(嘔吐反射と呼ばれています)場合があります。この場合、気持ち悪くなくなるまで入れ歯の形をコンパクトにする必要があります。

下の総入れ歯の舌側奥が長くて、えずく。

上顎と同様、下顎も舌側の奥の方を触ると気持ち悪くなられる方がまれにいらっしゃいます。気持ち悪くなくなるまで、入れ歯を調整する必要があります。

入れ歯のふちが長く・分厚く、圧迫感がある。

入れ歯とお口の中の粘膜や筋肉で当たる力が強いと圧迫感として感じられることがあります。当院では、特殊な型取り方法で、お口の中の粘膜や筋肉の動きを記録し、極力その動きに反しないようにして、違和感を軽減するようにしています。

上の入れ歯の重みを感じる。

上の入れ歯の吸着力が低い場合、重みを感じることがあります。吸着力が入れ歯の重量に勝っていれば、重みを感じにくくなります。入れ歯の吸着力を上げることで、解決できる可能性があります。

お口の中のスペースが狭く感じる。

お口の中のスペースに一番関係あるのは、上下の顎の位置関係です。顎の位置関係が近い(かみ合わせが低すぎる)と、お口の中のスペースは減ってしまい、違和感につながります。また、入れ歯の人工の歯の並び方のアーチが狭い(内側に並びすぎる)とき、入れ歯が分厚いときにも同様な違和感につながることがあります。入れ歯の状態を確認し、かみ合わせや人工の歯の並び、入れ歯の厚みを調整しながら、違和感を軽減していきます。

舌が動かしづらい。

お口の中のスペースが狭いときや、入れ歯のふちが舌の動きに合っていないときに舌が動かしづらくなります。 お口の中のスペースが狭いときの調整に加え、舌を動きを型取り材で記録して、入れ歯に取り入れて違和感の軽減をはかります。

ものをほおばった感じがする。

お口の中のスペースが狭く感じられるときとは逆に、顎の位置関係が遠い(かみ合わせが高すぎる)と、適正な位置までお口を閉じられず、ものをほおばったような違和感につながります。かみ合わせの高さを下げる方向で調整すれば軽減する可能性があります。

唇が閉じにくい。

かみ合わせが高すぎる場合や、入れ歯の前歯が出っ歯の位置に並べられていると、唇が閉じづらいことがあります。かみ合わせの高さの調整や、入れ歯の前歯の並び方を調整することで改善する可能性がいあります。

発音しにくい。

発音時、お口の中の筋肉を複雑に動かしたり、舌を歯や歯ぐきに当てたりなど無意識に行っていますが、入れ歯がその運動の邪魔になっているときは、発音しにくくなります。実際に、舌の動きと入れ歯の関係性を調べながら、調整していきます。

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