大阪市の山下歯科。歯の破折について。

入れ歯とインプラントの比較

歯ぎしりとTCH(歯牙接触癖)

歯ぎしりとTCHについて説明します。

歯ぎしり・TCHとは?

寝ているときの歯ぎしりとは、例えば寝ている間に上下の歯をギリギリすり合わせたりするくせのことです。TCH(歯牙接触癖)は、起きている間に歯と歯を接触させる癖です。どちらも、歯と歯を合わせる癖ですが、その共通点と違うところを見ていきます。

歯ぎしりとTCHの特徴

歯ぎしりとTCHの特徴を説明していきます。

歯ぎしりは強い力で瞬間的

寝ている間に、瞬間的に非常に強い力でガリガリ歯をこすり合わせたり、かみしめたりするのが歯ぎしりです。他人が寝ているときに横で歯ぎしりをされると、非常に大きなギリギリ音が出てびっくりすることもあるでしょう。起きているときに、このような強い力でギリギリする方はまれでしょう。寝ている間に無意識で行っていることなので、自覚されていない場合も多いと思います。

TCHは弱い力で長時間

日中意識があるときに、歯と歯を接触させる癖がTCHです。意識しないとわからないくらい弱い力を歯にかけていますが、気づかないうちに長時間していることが多いです。

負担の大きさは、力×時間で決まります。

歯ぎしりは大きな音がしていかにも歯に負担がかかっていそうですが、長時間やり続けることはあまりありません。TCHは弱い力ですが、長時間してしまうことが多いです。例えば、100の力で1分する歯ぎしりと、1の力で100分するTCHでは、歯への負担としては同様になってしまう可能性があります。

TCHは減らすことが可能です。

歯ぎしりは意識がない時に起こりますので、意識がないのに止めることは難しいです。TCHは起きている間に起こっていることなので、癖に気づけば完全にやめることは難しくても、減らすことは可能です。同じような歯への負担がかかる癖ですが、対処可能であるTCHをまずは出来るだけ減らすようにしていければよいでしょう。