むし歯の進行の段階と治療法
むし歯の進行の段階とその段階ごとの治療法を症状やその状況を踏まえて、詳しく説明してきます。歯の構造については、以下のリンク先をご参照ください。 治療法に関しましては、あくまで当院での治療方針として参考に書いています。
むし歯の進行と治療法
むし歯の進行する段階とそレぞれの段階での治療法について、説明いたします。
むし歯の進行する段階とそレぞれの段階での治療法について、説明いたします。
むし歯の進行の段階とその段階ごとの治療法を症状やその状況を踏まえて、詳しく説明してきます。歯の構造については、以下のリンク先をご参照ください。 治療法に関しましては、あくまで当院での治療方針として参考に書いています。
歯の一番外側のエナメル質の中で収まってるむし歯で、その中でも歯が少しむし歯菌の酸で溶けてきているけれども、穴が空いていない状態のものをCO（シーオー）と言います。Cはむし歯の英語Cariesの略で、Oは経過観察の英語Observationの略のOです。エナメル質が酸の影響を受けて、白や黒に変色しているだけで、見た目の問題がなければ、治療をせずに経過観察の対象となります。
エナメル質に留まっているむし歯では、痛みなどの症状は基本的に出ません。
見た目の問題がなければ、経過観察をします。フッ化物のお薬を塗って、酸の影響を受けた部分が修復（再石灰化）されるように期待することもあります。前歯などで、広範囲に変色して目立つ場合は、見た目を改善するためにダイレクトボンディングの治療対象となることがあります。
歯の一番外側のエナメル質の中で収まってるむし歯のうち、歯がむし歯菌の酸で溶けてくぼみが出来てきている状態です。くぼみが出来ると、その部分にむし歯菌がたまりやすくなるため、そのまま進行していくリスクがあがるので、削ってつめものをすることもあります。しかし、サイズが小さかったり、歯みがきや歯科医院でのメンテナンスが可能な状況であれば、治療せずに経過観察をすることも多いです。
エナメル質に留まっているむし歯では、痛みなどの症状は基本的に出ません。但し、表面がくぼんできているため、フロスが引っかかったりする可能性はあります。
見た目の問題がなければ、経過観察をします。フッ化物のお薬を塗って、酸の影響を受けた部分が修復（再石灰化）されるように期待することもあります。前歯などで、広範囲に変色している場合は、見た目を改善するためにダイレクトボンディングの治療対象となることがあります。
エナメル質でスタートしたむし歯がその内側の象牙質まで進んでしまっている状態です。象牙質は、歯への刺激を歯髄へ伝えられる組織なので、ここまでむし歯が進んでしまうと痛みなどの症状が出る可能性があります。象牙質に達してしまった場合、原則治療対象になります。
むし歯がどんどん深くなって、ついに歯髄に達してしまった状態です。歯髄はとても弱い組織なので、お口の中の細菌が感染して基本的にはやられて死んでしまいます。歯髄がまだ生きているか死んでしまっているかで治療方針が大きく変わります。
むし歯がどんどん進み、歯の頭の部分がなくなり、歯の根っこだけになってしまった状態です。余程のことがなければ、歯髄は死んでしまっています。そのままの状態では、ちゃんとしたかぶせものを着けることが難しく、抜歯になってしまうことが多いです。根の状態によっては、特殊な処置を行うことで残せる場合もあります。
