セカンドオピニオンは「主治医任せ」をやめる制度です。
セカンドオピニオンとは、患者さんが治療を受けるに当たって主治医以外の医師に意見を求めることです。主治医に「すべてを任せる」という従来の医師と患者さんとの関係を脱して、複数の専門家の意見を聞くことで、より適した治療法を患者さん自身が選択していくための制度です。
前提として主治医の治療を受けることがあり、主治医の許可を取って行う必要があります。
セカンドオピニオンは主治医に対する不満・不信の相談ではありません。
当院にはセカンドオピニオンの問い合わせが沢山来ます。しかし、そのほとんどが主治医に対して不信感を持っておられ、転院希望であることが多いです。ありがたいことではありますが、この場合、単なる転院のための相談なので、セカンドオピニオンには当たりません。普通の初診として、お気軽に受診下さい。以下のような場合は、セカンドオピニオンに当たりませんので、ご注意ください。
- 主治医から情報提供が得られない、セカンドオピニオンを受けることを了承していない場合
- 主治医とは別の医師の診察を希望する場合
- 転医を希望・転医を前提とした相談
- 主治医に対する不満や苦情の相談
- 訴訟等を目的とする相談(当院では受け付けておりません。)
- 医療ミス・医療過誤の有無を調べること(当院では受け付けておりません。)
- これまで行われた治療が正しかったかどうかの確認(当院では受け付けておりません。)
- 既に終了した治療、死亡した者を対称とする相談(当院では受け付けておりません。)
- 医療費、医療給付に関する相談(当院では受け付けておりません。)
セカンドオピニオンを受けるためには。
セカンドオピニオンをご希望の場合、まずは主治医にその旨を伝え、紹介状(診療情報提供書)・画像データ・検査の記録の作成等の情報提供をお願いし、提供を受けてお持ちください。資料を元にお話しいたします。
セカンドオピニオンは治療ではなく、相談なので健康保険給付の対象ではなく、自由診療となります。(30分10,000円)当院での検査が必要な場合は、別途検査料がかかります。